定期検診

定期検診は健康な歯を守ります

昔にくらべて、虫歯になっている人は減少傾向にあります。
また8020運動といって、80歳に20本の歯を残そうという運動もあり、高齢になっても自分の歯を多く残している人も多くなってきました。
要因として考えられることは、フッ素塗布や人工甘味料の使用、そして定期検診が広く行われるようになったことがあるといわれています。

定期検診では汚れの付着を落とすクリーニング、虫歯になっていないかどうかのチェックなどを一気に受けられます。
これを定期的に行うことによって、健康な歯をできるだけ長く口腔内に残すことができます。
健康な歯を維持したい方はぜひ定期検診をお受けください。

目次

こんなお悩みありませんか？

定期検診できる歯科医院を探している
質の高い治療を受けたい
入れ歯を定期的にチェックしてほしい
虫歯や歯周病を予防したい
子供にフッ素塗布を受けさせたい
定期的にクリーニングを受けたい

定期検診とは

定期検診の内容について

定期検診では、基本的に3ヶ月に1度を目安に処置を行うことによって、歯の健康を維持します。
お時間のない方は半年に1度でも効果が期待できます。
通うのをやめてしまわず、ご自分の口腔内を定期的にチェックしよりよく保つ意識を持っていただくことが定期検診の目的でもあります。

定期検診ではおもに次のような方法があります。

●歯周組織検査

歯科衛生士がプローブという道具を使って、歯周ポケットの深さを測ります。
プローブとは検査の時に使う治療道具で、探針と言われることもあります。
これは定期検診ごとに行い記録しているため、経時的にどのように変化があったかを見ることができます。
「出血」「歯の動揺」「排膿」の有無も同時にチェックします。

●スケーリング

スケーラーには超音波式のスケーラーと手動のスケーラーがあります。
超音波式のスケーラーは、超音波を使い目視下で確認できる歯石を弾き飛ばすような役割をします。
手動のスケーラーは歯周ポケット内にある歯石を掻き出すような役割を持っています。

●PMTC

PMTCとはプロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニングの略で、歯科衛生士による、バイオフィルムやステイン、ペリクルなどの除去のことを指します。
細かい研磨剤を使い、スケーリング後の細かい傷もつるつるに仕上げます。

●フッ素塗布

基礎治療が終わった後は、フッ素塗布を行います。
フッ素とは歯の質の強化や、エナメル質の修復する効果が期待できます。
表面の汚れが除去されていることで、フッ素の浸透も良くなり、虫歯予防効果がより上がります。

●歯科医師のチェック

虫歯がないかどうかなど、歯科医師がチェックします。
この時虫歯があれば続けて通院していただき、虫歯の治療をします。
入れ歯などの定期的なチェックもこの際にご相談ください。

定期検診の期待できる効果

改善できる症状

●虫歯

定期検診にご来院いただくと、定期的なクリーニングとフッ素塗布が受けられるため虫歯の予防になります。
また、もし虫歯があった場合でも小さな虫歯の段階で発見できるため、そのタイミングで治療しておくと大きな虫歯にならなくて済みます。
大きな虫歯になると通う回数も増えてしまうため、結果的に定期検診にお越しいただいている方が回数が少なくて済むというケースも多くあります。

●歯周病

歯周病は定期的なクリーニングで防ぐことが期待できます。
ご自宅のブラッシングのみだと、落とせる汚れは60%ほどといわれており、残りは歯科医院でのプロフェッショナルケアを受けて落とす必要があります。

またプラークが一度歯石化してしまうと、ブラッシングでは落とせません。
歯科医院にご来院いただき、スケーラーを使い落とす必要があります。

●入れ歯のメンテナンス

入れ歯を入れている方は、入れ歯を定期的にメンテナンスする必要があります。
歯の位置は日々動くため、少しずつ噛み合わせが変わることがあります。
また、プラスチックの劣化が起こってしまう場合もあります。
定期検診のさいに歯科医師がチェックしますので、長く安心してお使いいただくことができます。

●噛み合わせのチェックなど

噛み合わせのチェックも、定期的にすることが大切です。
特に歯ぎしり食いしばり、顎関節症がある方は定期的にチェックを行っておくと症状の現れ方や口腔内への影響を知ることができます。

定期検診のメリット

●健康な歯を維持できる

歯科医院で定期検診を受けることによって、早期に虫歯や歯周病を発見できるため、健康な歯を維持できます。
虫歯が大きくなってから治療するほど、失う歯質が多くなります。
定期検診を受けていることで、小さな異変に気付き歯を抜く前の段階で治療を済ませられます。
また歯周病は、初期の段階では自覚症状はなく推移します。
これも歯科医院で定期的に検査を受けることによって、進行度を知ることができます。
クリーニングによって進行を抑えることもできます。

●全身の健康につながる

自分の歯で長く噛めると、全身の健康につながります。
また歯周病菌が全身の疾患を悪化させることがあるという研究結果も出ています。
歯周病を予防し、全身の健康を維持するためにも定期検診は有効です。

●結果的に通院回数を少なくできることが多い

虫歯や歯周病は症状が重くなるほど、治療に回数がかかります。
そのため3ヶ月に1度定期検診に通うことで、結果的には通院回数が少なくて済むというケースも多くあります。
歯科医院に通うと、その回数だけ金銭的な負担や時間的な負担は増えます。
そのため定期検診に通うと、結果的に時間も金銭的な負担も減らせます。

●セルフケアのモチベーションを保てる

定期検診ではご自宅でのブラッシングついてのカウンセリングなども行っています。
歯科衛生士がお1人お1人に対して丁寧にご対応します。
3ヶ月に1度このようにご来院いただき、歯について考えておくことでご自宅でのセルフケアのモチベーションもアップします。

馬橋歯科医院の定期検診の特徴

治療ポリシー

●3～6ヵ月に1度の定期検診のおすすめ

当院では3～6ヵ月に1度の定期検診をおすすめしています。
治療後に次回の予約をお取りしています。

●処置内容は「予防歯科」と同じです

定期検診は、基本的に処置内容は「予防歯科」と同じです。
予防には、まず定期的に通っていただくことが大切です。
歯のクリーニング、歯石除去、フッ素塗布、歯磨きや生活習慣へのアドバイスなどを行っています。
歯科衛生士が歯ブラシの選び方のご指導や歯周病と全身疾患の関係についてご説明します。
加えて、治療した部位の継続的なメンテナンスなどは歯科医師が行っています。

検診の流れ

お電話でご予約をお取りください

お電話でご予約をお取りください。
当院では緊急の患者様以外は、お電話でご予約お取りいただいています。
お電話でご予約お取りいただけばスムーズに拝見することができます。

カウンセリング、クリーニングなど

ご予約の日になりましたらご来院いただき、カウンセリングは予防処置などを行います。
歯周組織検査、スケーリング、PMTC、フッ素塗布、歯科衛生士のブラッシング指導、歯科医師のチェックなどが主です。
基本的にスケーリングやPMTCは上下顎分けて行うため、1度目は上、次は下など2回に分けてご来院いただいています。

治療が必要な方は治療に移行

歯科医師がチェックに入り、何らかの処置が必要な場合は治療に移行します。
どのような症状なのかによって通院いただく回数が異なります。
また、クリーニングと同じ日に治療を行うこともできますのでご相談ください。

次回の定期検診へ

全てのクリーニングメニューや歯科医師の処置が終わりましたら終了です。
3か月後、また次の定期検診のお知らせをお送りさせていただきます。

よくある質問

定期検診に通うのが時間的に難しいことがあります。どうすれば良いですか。: 半年に1度でも、定期的なご来院をしていただくことで予防の効果が得られます。
なかなかいらっしゃれない方は、検診の頻度について歯科医師にご相談ください。

定期検診は家族で同じ日に受けても良いですか。: お子様と保護者様、同じ日にお受けいただけます。
ご希望の場合は事前にそのようにご予約をお取りします。
受付でご相談ください。

定期検診を行うと全身の健康にも役立ちますか。: 歯周病は全身の疾患を増悪させる増悪因子として考えられています。
そのため歯周病を予防すると全身疾患の予防にもつながります。

入れ歯のメンテナンスなども同時に行なってもらえますか。: 1～2箇所の痛い場所を削り取るだけというような処置の場合、クリーニングと同時に行うことができる可能性もあります。
しかしもし全体の調整が必要な場合は、クリーニングとは別に何度か通っていただく必要があるかもしれません。

定期検診の時に自宅でのブラッシングについて相談に乗ってもらうことはできますか。: 歯科衛生士がブラッシング指導を行っておりますので、そのさいにご相談ください。
またご自宅でお使いいただく清掃補助用具などについても、商品名などお持ちいただけば具体的なご相談に乗ることができます。
もしお困りごとがありましたら何でもご相談ください。